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競歩の情報、私のうんちく話を書いてます
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IT業
趣味:
競歩・耐久スポーツ
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先代ブログを引き継いであまり知られてなさそうな競歩の情報を私のうんちく話を交えて書いていきます。
適度に更新していきます。何日更新されなくても怒らないでください。。。

内容は私個人の見解を書いています。

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2024/04/26(Fri) 15:59:05

 さて、世界陸上の反響もあり競歩に興味を持った方も増えてきました。

 移転一発目、最初に何書こうと思いましたが、まずは日本での競技状況を何回かに分けて書いてみましょう。
第1回目としてマラソン・ロードレースとの比較を書いてみたいとみます。


 日本の競歩の競技人口は、300~400人もしかしたら500人いってるかもしれません。
マラソンが万人?いるとしたらはるかに少ないかもしれません。

 しかし近年、特に2001年にインターハイへ導入されてからは
全国的に競技者が増え始め、またマスターズ選手の増加もあって競技者が増えてきました。
例えば、関東インカレ男子2部校は以前は出場すれば入賞という人数でしたが
各大学選手がいるという状態になってきました。

 それまでは、専門の指導者がいる地域(東北、東京、千葉、愛知、長野、北陸、大阪、高知など)に
選手が集中している状況でした。
これは競歩競技の特性が関係しています。これもまた違う機会に書きますが
おのずと選手が限られてしまうのは致し方ないことです。

 インターハイ導入は全国的に競技を普及させるということで、大変意義のあるものでした。
多くの地域で指導者がおらず、手付かずの状況も、今の高校生・大学生の選手らが
指導者になって、10年~20年のうちには解消されていくものと思われます。



 マラソン・走りのロードレース大会は毎週のようにいたるところで聞きます。
実際、陸連が公認する大会だけでも年間300はあるそうです。
さて日本で競歩のロードレースはどのくらいあるのでしょうか?


・1月1日   元旦競歩(東京・神宮外苑絵画館周辺)

・1月下旬  日本選手権男子・女子20km競歩
       兼 日本ジュニア選抜競歩(神戸・六甲アイランド)

・3月下旬  全日本能美競歩
        兼 日本学生競歩(石川・能美市)

・4月中旬  日本選手権男子50km競歩
        兼 全日本競歩輪島大会(石川・輪島市)

・10月下旬~11月上旬
        全日本50km競歩
        兼 全日本高畠競歩(山形・高畠町)


 なんと、主なものでこれだけしかありません(他にも岩手県、愛知県主催の大会もあります。
今年は、日本選手権男子20kmは5月に大阪・長居で、50kmは地震jの関係で神戸で行われました。
また3月の能美大会は、以前は市町村合併前の根上大会として9月に30kmのレースとして行われていました)

 競技人口からみるとこの数はいたし方ありません。
実際、新しい大会を開いたものの、1・2度やってなくなった大会もあったりします。
また、ちょうど各大会はシーズンの節目の時期に行われるためか
長年伝統?のある上記の大会が中心となっております。
なので、オリンピック・世界陸上の代表選考は、ほぼ日本選手権一発選考になっています。

 そんなこともあって、ほとんどの大会は「ほぼ同じメンバー」が集まっています。
すべてに参加している選手も多数いますし、トップ選手はこの中の2・3試合をメインにする感じでしょうか。
各大会は一日で、一般の部、高校の部、中学の部、さらにはマスターズの部が同時進行で行なわれます。
今一番多いのは、高校生男子の部ですね、多いときで80人もの選手が参加していました。

 また各大会見てわかるとおり、地方開催が多いです。
コースを長時間貸し切るということで、あまり都市部では難しいところがあるのかもしれません。


 これは世界的にもそうでして、オリンピック世界陸上は別として
グランプリレースや各国選手権でも、地方で行なわれることが多いです。
実際、ハンガリーの国際大会へ行って来た日本の選手が
畑の周り?のようなところでやったと言っていました。

ある方が、世界陸上での競歩のハプニングに対し、ロードレースは田舎で開催すべしなどと
勝手なこと言ってる人もいましたが、何も知らないのに言うなという気持ちです。
競歩はほとんど地方開催で、選手たちは都市部や市街地でやりたいという気持ちでいっぱいなのです。
世界の選手ですら、観客の多い、オリンピック、世界陸上は燃えます。

 神戸でやっているではないか?と思われるかもしれませんが
六甲アイランドの静かな倉庫街がコースです。
また元旦競歩は、国立競技場横にある絵画館周辺の「歩道」の上で行なわれます。
世界陸上のイメージとは異なり、ほとんど観客もいません。

 それでも、毎年開催している輪島や高畠では地元の方々暖かくて
前日には市民の競歩大会が開催されるなど、盛り上がりをみせております。


 
日本選手権での平均参加人数を見てみましょう

 男子20km  50人
 男子50km  30人
 女子20km  20人

 大体毎年この前後の人数で、行なわれています。
実はこの人数、世界的に見ても非常に多い人数です。
50kmで30人も出てくる国はそうありません。

 世界の強豪国を見てみると、例えば今年の世界陸上50kmを制したディークス(オーストラリア)。
彼が昨年12月に世界記録を出したオーストラリア選手権50kmはわずか5人でした。
また2004年アテネオリンピック50kmではポーランドのコジョニョフスキーが3連覇、6,7位にもポーランドの選手が入り
力を見せ付けたかと思えば、その年ポーランドで50kmをやった選手は彼らを含め5人しかいなかったなど、
世界的に見ても日本の競技レベルは高く、マラソンが強いだけあって、いつどこに良い選手が発掘できるか
可能性を秘めた競技といえます。



 次回は実際の大会について書いてみたいと思います。

 

  
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2007/09/28(Fri) 23:24:08
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無題
なるほど、とうなってしまいました。
ちなみに、能美は町ではなく、市だったかと思います。
とみ 2007/09/28(Fri)23:36:22 編集
>>返信
>>とみさん
ご指摘ありがとうございます。
修正しました。
できるだけ更新してまいりますので、今後もご訪問お願いいたします。
rawk 2007/09/29(Sat)11:45:57 編集
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