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競歩の情報、私のうんちく話を書いてます
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趣味:
競歩・耐久スポーツ
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先代ブログを引き継いであまり知られてなさそうな競歩の情報を私のうんちく話を交えて書いていきます。
適度に更新していきます。何日更新されなくても怒らないでください。。。

内容は私個人の見解を書いています。

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2017/07/27(Thu) 13:42:59
 競歩が他の競技と明らかに異なるのが、レース結果に「公式」の失格が存在します。
他種目での失格とはたとえばフライングや進路妨害など、いわゆる反則行為による
ネガティブなものですが、競歩の場合は通常の結果に失格が発生します。

 その判定を下すのが、あちこちに配置された競歩審判員。
競歩を難しく考える人は、審判の不透明さを感じているからでしょう。
その辺を簡単に書いてみたいと思います。
(一部私の主観も含まれております)


※書いてみて、やはり簡単には無理でした。
この話題はまた高畠の後にでも書きます。

 競歩には2つのルールがあります。
(簡略)
・ロス・オブ・コンタクト(接地不良、かつてはリフティングと呼ばれていた)
⇒両足が同時に地面から離れてはいけない
ベント・ニー
⇒着地の瞬間から体の垂直になるまでの間膝を伸ばす

 これを判定するのが、トラック競技では主任含め必ず6人、
ロードでは主任含め最大9人の競歩審判員です。
このうち主任審判員は選手への失格の宣告を行なうだけで
通常のジャッジに参加することはできません。

 ロードに例をとってみると、2kmの周回コース上に
だいたい200mごとに1人の割合で審判が立っています。
200mごとでは少ないじゃないか?と思われるかもしれませんが
これはまた別の機会に書きたいと思います。


  

d22f9cff.gif まず選手がルールに違反の恐れのある選手に
どちらの違反をしているのか注意のパドルを出します。
一人の審判員は、それぞれのパドルを1回づつ出すことができます。
パドルを出した場合は自分の持っている集計表に
時間と選手のナンバーカードを控えます。

 そして、トラック、周回コースで「次の周回」以降で
同じ反則を犯していると判断した場合、
今度は警告の赤カードを書きます(出しますではありません)。
そしてこれは選手にはわかりません。

 ここには説明する画像がないのですが、選手のナンバーカード、
時間、審判の名前、何の反則だったかを明記します。
補助員の人が自転車で回りながら回収しているので補助員に渡します。
P1010065.JPG
 そして、主任審判に届けられ確認されると警告ボードにマークがつきます。
これが3人の審判から警告カードが届けられ、
主任が不備がないかを確認すると、選手への失格宣告が行なわれます。
ちなみに同じ審判が何枚警告カードを切ってもだめです。
一人の審判は一人の選手に対して1枚のカードしか切れません。

 これがよく聞く失格までの流れです。



 他にいろいろ審判法がありまして、実際には注意を出さずいきなり警告カードを切ることも許されています。
しかしできるだけ選手に知らせる、ということが世界的にも審判の義務とされ
明らかに膝が曲がっていても、まずは注意で知らせる、それによって歩型の修正を促すことが
審判の役割です。

 よく審判は失格させるのために立っているのか?といわれますが
本当の役割は「一人でも多くの選手をゴールさせること」という選手有利のになるように存在しているのです。

 審判のジャッジを絶対ではなければなりません。例えば観衆の野次に振り回されてはいけませんし、
信念を持って自分の主観でジャッジをします。
そして例え世界陸上出た、オリンピックでメダルを取った選手だからといって顔で通すことももちろんNGです。
悪いと思ったらきちんと判定する。
 
 一流の審判となると、顔を見ないで審判するそうです。
自分の教え子でもえこひいきせず、審判をするためです。

 審判は見てないようで見ています。
例えば集団の中に隠れてる選手でも普通に発見しますし、
審判は反則が出るタイミング、どういったものを反則として取るかわかっています。
また、必ず自分の主観で判定するようにします。
ビデオで審判するということはありません。それは審判それぞれどういったものが反則なのかを
自分なりの技術を持っているから、ビデオではわからない点でもジャッジができるからなのです。
(これはまた別の機会に)



 さて、大きな大会ともなるとさらにルールがあります。
全日本競歩では、それぞれ種目ごとに審判がつきますが
主任含め9人の審判員はそれぞれ異なる都道府県の審判であること(同じ都道府県の審判が2人いてはいけない)
国際大会ともなると、同じ国籍の審判は2人以上いてはいけない、というルールもあります。


 最近は国際的にも、序盤の早い段階で注意・警告を出していくという傾向があります。
できるだけ厳格なジャッジをしていくということでしょう。

 競歩の失格は抗議を出しても、覆ることが無いようになっています。
審判の注意・警告は集計用紙に残ります。
例えば、よくあるのが国体などでゴール後に失格するとだいたい抗議が出ます。
集計用紙をもとにどこで判定されたかがわかるようになっているからです。

 ゴールしても、3枚の警告がそろえば失格です。
それは3000mだろうが50kmだろうがいっしょです。
特にゴール前というのは、競り合いますから一番反則が出やすいところなのです。
競り合いですから我を忘れてスパート合戦しますから、両者失格もあります。

 ゴール前は以前から注意なしでも即警告を切れるところでした。
実際、ゴール前になるとラストの直線に審判が集まって判定します。

 また、大きな大会では、ロードでは残り1km、トラックでは残り100mで
例え、警告0の選手でも猛烈に駆け込んできたりした場合、
主任の一発ジャッジで失格にすることも可能です。

 ただし主任の一発ジャッジができる大会は日本では以下の4つだけです!

【日本選手権】【国体】【日本ジュニア選手権】【インターハイ】

 他の地方大会、記録会、インカレでは不可です。
以前、これを地方でやった例があったらしく、レース没収にはなりませんでしたが
陸連ではその大会の記録を抹消することがあります。
つまり、地区インターハイ予選であれば全選手がインターハイに行けなくなるということになりかねません。


 


 2000年のシドニー五輪女子20kmでスタジアム入り口で地元オーストラリアの選手が失格するなど
残り4kmから先頭でバンバン失格者が出て、4位につけていた選手が優勝するという出来事がありました。
結構頻繁にあることなんですが、これによって、審判に対する不信感が広まり
野球やソフトボールとともに、オリンピックから削除される恐れがありました。
すぐに国際陸連競歩委員会は、手を打ち、ジャッジを明確化するため
300人近くいた国際審判を試験で28人に絞り込みました。

 この28人で各大会をジャッジします。
そして、さらにオリンピック・世界選手権の標準記録はこの国際審判員がいる大会というのが
定められました。そんなこともあって、近年選手と審判のギャップがいろいろ出てきてはいますが、
だいたい、失格する選手はどういうわけか普段失格する選手がよく失格します。
まずは基本を抑えた選手が通るということでしょう。



 さて、簡単に書きたかったのですがやはり無理でした。
高畠が終わりましたら、どうやって審判は違反を見つけるか?
高速ピッチの中どうみわけるのか?その辺の情報を書いてみたいと思います。
調べてみると大変興味深かったです。


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2007/10/15(Mon) 23:05:14
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