元旦競歩

　新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

　今年は北京五輪の年です。
各競技とも代表獲得に向けて力が入るところです。
世界陸上と違って、他競技との兼ね合いで陸上競技の人数も決まってきます。
そんな中で、競歩競技もどの程度出場枠を獲得できるか、
その戦いがいよいよ始まります。

　選考に直接関係はしませんが、第56回元旦競歩が行なわれました。

　昨年が暖かく絶好のコンディションだったことを比較すると
肌寒い朝でした。

　昨年は神戸の日本選手権に男子20kmがなかったため
有力選手が多く参加してきました。
実際、男子20kmは明石選手が優勝。

　それにくらべ今年は男女とも世界陸上代表組みならびに
それに近い選手はエントリーがありませんでした。

　朝9時スタートの男子20kmは、スタートから２選手が飛び出し
快調なペースで進んでいきます。
しかし途中でその内一人の選手が失格。

　残ったのは宇波選手(小松短大)。
宇波選手もスピードはあるものの、
やや踵が高く、少し間のあるフォームに癖があり、
所々で注意を受けていました。
案の定、ゴール手前で失格となってしまいました。
そのままゴールすれば１時間２３分台でした。

　宇波選手失格でトップに立ったのは松尾選手(明治大)、
宇波選手と大きく離れてたため優勝タイムは１時間２９分台、
入賞も１時間３４分台となり、トップがいない分低調に終わりました。


　その後の女子１０kmも昨年４５分台で競り合った、
大利選手(日女体大)、袴田選手(国士大)の争い、
後半一気に加速した大利選手が連覇を達成。
しかし、レース的にはもう少し大利選手の積極性がほしかったです。
ゴール後は余裕の表情が目に付きました。


　一般の部が丁重の中、高校生の部は、男子１０km小坂選手、女子５kmは谷本選手と
石川・鶴来高勢がアベック優勝を飾りました。
また、５０歳以上男子５kmはフォームが悪い選手が多数いる中
しっかりとした歩型を持った松田選手(三重マスターズ)が連覇しました。


（各種目優勝者）
男子２０km　　松尾秀太朗(明治大)１:２９:００
東京選手権男子２０km　小堀道夫(陸歩クラブ)１:３８:４８
女子１０km　　大利久美(日女体大)４７:００
高校男子１０km　小坂拓磨(鶴来高)４３:４２
高校女子５km　　谷本佳代(鶴来高)２３:４６
５０歳以上男子５km　松田伸彦(三重マスターズ)２４:０９


　写真の方が、撮りはじめと同時に電池切れになってしまい
たいしたものが取れていません。


　これは集合場所の噴水場です




　噴水から大通りを見る。
これが有名な神宮外苑銀杏並木です。
実はこのとおりこそ、９１年東京世界陸上競歩コースでもあり、
まさにここが給水所でした。
そのまま、手前左に回っていくコースです。





　さて北京へ向けての火蓋が切られました。
まずは今月２７日神戸六甲アイランドで開催の日本選手権男女２０kmで
２０kmの代表がほぼ確定します。

　また４月の輪島は、今年から２日間での開催が決まりました。
ジュニアの部、女子１０kmが４月１２日(土)、男子５０kmが４月１３日(日)に行なわれます。


　今年のブログは北京五輪に向けた豆知識をご提供していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。